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弁護士500人、推しのビジネス書・小説・マンガを聞いた
2023年05月31日 15時13分
#法曹 #弁護士アンケート

弁護士ドットコムでは、2023年4月に会員弁護士500人に対して、書籍についてのアンケートを実施。法律書以外に普段、どのくらい本を読むかをたずねた。

弁護士ドットコムでは、2023年4月に会員弁護士500人に対して、書籍についてのアンケートを実施。法律書以外に普段、どのくらい本を読むかをたずねた。

●読書時間をとれるかに課題か

法律書以外に、1カ月平均で何冊ぐらい本を買うかとの問いには、1~2冊が52.6%と半数以上を占めた。0冊が13.6%いる一方で、10冊以上という弁護士も5.6%いた。

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0冊:13.6%
1~2冊:52.6%
3~5冊:24.8%
6~9冊:3.4%
10冊以上:5.6%

法律書を除き、まだ読めていない「積読」の量についても聞いた。1~10冊が45.4%ともっとも多く、読みたい本については買ってすぐに読んでしまう傾向にありそうだ。一方で仕事が忙しいのだろう、「51~100冊(6.2%)」や「101冊以上(7.8%)」と本が溜まっている弁護士も一定数いる。

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0冊:11.8%
1~10冊:45.4%
11~30冊:19.8%
31~50冊:9.0%
51~100冊:6.2%
101冊以上:7.8%

●おすすめのビジネス・経済書は?

読むことの多いジャンルを最大3つまで選んでもらったところ、「ビジネス・経済」が46.4%でもっとも多かった。そのあとには「文芸・評論」が38.2%、「マンガ」が31.2%で続いた。息抜きとして読書を楽しむ姿が浮かぶ。

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マンガと法律書以外で「印象に残った本」を最大3つまで挙げてもらう設問には117人が回答した。

ビジネスや経済関係でもっとも多く挙がったのは、ロジャー・フィッシャー 、ウィリアム・ユーリー『ハーバード流交渉術』。ロバート キヨサキ『金持ち父さん 貧乏父さん』、D・カーネギー『人を動かす』、入山章栄『世界標準の経営理論』も複数人が挙げた。著者名では稲盛和夫の名前もみられた。

そのほか、以下のような本も挙がった。

・ダン・S. ケネディ『究極のセールスレター』
・グレッグ・マキューン『エッセンシャル思考』
・オリバー・バークマン『限りある時間の使い方』
・アレックス・バナヤン『サードドア: 精神的資産のふやし方』
・モーガン・ハウセル『サイコロジー・オブ・マネー』
・佐藤義典『ドリルを売るには穴を売れ』
・伊藤邦雄『企業価値経営』
・露木恵美子編著『共に働くことの意味を問い直す: 職場の現象学入門』

●おすすめの小説は?

文芸・評論では、吉野源三郎『君たちはどう生きるか』、塩野七生『ローマ人の物語』の名前が多くあがった。

作家では夏目漱石、司馬遼太郎、池波正太郎、山崎豊子、村上春樹、東野圭吾、伊坂幸太郎、池井戸潤、三浦しをんの名前が多く見られた。以下のような本も挙がった。

・アンディ・ウィアー『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
・眉村卓『消滅の光輪』
・柚月裕子『検事の死命』
・雫井脩介『検察側の罪人』
・五味川純平『戦争と人間」
・小川哲『君のクイズ』
・石牟礼道子『苦海浄土』
・有吉佐和子『非色』
・高橋和巳『悲の器』

このほかでは、山岸忍『負けへんで! 東証一部上場企業社長vs地検特捜部』、宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』、クリストフ・ガルファール『138億年宇宙の旅』、前野隆司『錯覚する脳: 「おいしい」も「痛い」も幻想だった』、真鍋真、山田五郎『大人のための恐竜教室』など。変わり種では全日本棍棒協会『棍棒入門』の名前もあった。

●おすすめのマンガ

おすすめのマンガをたずねたところ、115人からの回答があった。

弁護士から圧倒的に人気だったのは原泰久『キングダム』で自由記述ながら、13人がタイトルを挙げた。次点は井上雄彦『スラムダンク』の6票。以下、青木雄二『ナニワ金融道』5票、吾峠呼世晴『鬼滅の刃』、さいとうたかを『ゴルゴ13』が4票、弘兼憲史『島耕作』が3票と続いた。

以下、アニメや映画化されていない作品から一部を取り上げる。

・三田紀房『Dr.Eggs』
・高瀬志帆『二月の勝者』 ・富士屋カツヒト『しょせん他人事ですから』(原作:左藤真通)
・森山慎『鍋に弾丸を受けながら』(原作:青木潤太朗)
・谷川史子『はじめてのひと』
・浅見理都『クジャクのダンス、誰が見た?』
・たかたけし『住みにごり』
・森薫『乙嫁語り』
・吉本浩二『定額制夫のこづかい万歳 月額2万千円の金欠ライフ』
・瀧波ユカリ『わたしたちは無痛恋愛がしたい』
・渡辺ペコ『恋じゃねえから』
・鹿子『満州アヘンスクワッド』(原作:門馬司)
・塩野干支郎次『ユーベルブラット』
・宮下英樹『センゴク』
・小林銅蟲『やせましょう』
・KAITO『青のフラッグ』
・たら実『少女漫画ぽく愚痴る。』
・おかざき真里『& -アンド-』
・古谷野孝雄『ANGEL VOICE』
・吾妻ひでお『失踪日記』
・志水アキ『異郷の草』
・高井研一郎『サラかん』(原作:中原まこと)
・山田芳裕『デカスロン』
・高田靖彦『ざこ検』
・植芝理一『ディスコミュニケーション』
・水樹和佳『イティハーサ』
・六田登『ICHIGO 二都物語』

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