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「原子力ムラからバッシングが起きている」 大飯原発訴訟の原告弁護団が記者会見
関西電力が再稼働を目指す福井県おおい町の大飯原発。福井地裁は5月下旬、その3号機と4号機について運転再開を認めない判決を下し、大きな注目を集めた。被告の関西電力が控訴したことで、裁判は第2ラウンドに入ったが、原告側は、地裁判決の意義をどう考えているのか。弁護団が6月3日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開き、海外メディアに向けて見解を述べた。
他国より断然長い日本の教師の「部活指導」 どうすれば負担を減らせるのか?
<部活指導に時間を食われる日本の教師は「何でも屋」?>。そんなタイトルの記事がニューズウィーク日本版に掲載された。筆者の舞田敏彦氏(武蔵野大学講師)は、国際調査をもとに、日本の教員の勤務時間の長さを指摘している。
記事で紹介された、2013年の国際教員指導環境調査によると、アンケートに答えた日本教員の1週間の総勤務時間の平均は53.9時間だった。そのうち、部活動に割かれる時間は7.7時間。いずれも調査参加国の中で最も長い。特に部活動に割かれる時間は、参加国平均(2.1時間)と比べて突出して長い。
そもそも、教員が部活動に割く時間は、法的にはどう位置づけられているのだろうか。また、部活動が教員の長時間労働の原因となっている現状をどう見ればいいのだろうか。学校教育の問題に詳しい宮島繁成弁護士に聞いた。
岡口裁判官に「戒告処分」…ツイッター投稿めぐり、最高裁「国民の信頼損ねた」
ツイッターの投稿を問題視されて、裁判官の免官・懲戒に関する分限裁判にかけられていた東京高裁の岡口基一裁判官について、最高裁判所大法廷(大谷直人裁判長)は10月17日、「戒告」の懲戒処分を決定した。
今回の分限裁判で争点となったのは、放置された犬を保護した人物が、飼い主から返還を求められた裁判の控訴審で、東京高裁が返還を認めた、というニュースを紹介した岡口裁判官のツイッター投稿だ。
岡口裁判官は、記事のURLとともに「え?あなた?この犬を捨てたんでしょ? 3か月も放置しておきながら…」「裁判の結果は…」などと投稿。東京高裁の林道晴長官が7月、当事者の感情を害したとして、懲戒を申し立てていた。
決定によると、最高裁判所は、岡口裁判官のツイートについて「表面的かつ一方的な情報や理解のみに基づき予断をもって判断をするのではないかという疑念を国民に与えた」「当該原告の感情を傷つけるものであり、裁判官に対する国民の信頼を損ね、また裁判の公正を疑わせるものでもあるといわざるを得ない」と判断した。
岡口裁判官は過去2回、ツイッターの投稿について厳重注意を受けていた。決定はこのことにも触れ、補足意見として「2度目の厳重注意を受けた際の反省の弁にもかかわらず、わずか2か月余りが経過したばかりで同種同様の行為を再び行ったことを問題しているものである」としている。
【ノーカット動画】岡口基一裁判官、司法記者クラブ会見
大迷惑!「代引き」注文で受取拒否…トンデモ客を排除できる?
ネットショッピングは浸透してきたが、その支払いをめぐってトラブルも相次いでいる。支払い方法は幅広く、クレジットカード、銀行振込、最近ではキャリア決済も一般的になってきた。この中で、トラブルが多発しているのが、代引きを使った取り引きだ。
弁護士ドットコムに寄せられた、ネットショップや通販の担当者たちからの相談をみると、被害は深刻だ。中には、長期不在を理由にしてキャンセルすることを繰り返す常習犯もいるという。
客としては軽い気持ちでやっているのかもしれない。しかし産経WESTによれば、代引きの中止に踏み切ったネットショップもあるという。
店側としては「商品をキープされるのに、支払ってもらえない」「戻りの送料がかかって困っている」など損害も出ているようだ。法的にはどう考えられるのだろうか。大久保誠弁護士に聞いた。
鍋に指入れて「おでんツンツン」の男性逮捕、コンビニでイタズラが増えた理由
人間はなぜ、あんなところに指を突っ込むのだろうかーー。コンビニのおでん鍋に指を入れた男性が逮捕された。
このコロナ禍で、世界の衛生意識は大きく変わった。コンビニ店でできる対抗策はフタをすることぐらいだが、決定的なものとは言いがたい。
イタズラされてしまうと、対応に時間も精神的にも手間がかかってマイナスになるという。
何かと批判されがちな「ワーケーション」、労働者にプラスの制度にするためには?
新型コロナウイルスの影響で大企業を中心にテレワークが普及するなど、働き方が変わる中、政府は「ワーケーション」の推進に取り組み始めている。
「ワーケーション」とは、仕事(Work)と休暇(Vacation)を組み合わせた造語で、休暇中に旅先などで仕事をするという働き方だ。
2020年7月に開催された観光戦略実行推進会議でも、「ワーケーションの推進」が議事となった。政府としては、アフターコロナの地域経済活性化も見据え、感染リスクの低減に資する休暇の分散化、ワーケーションなどの新しい旅行スタイルの普及を図りたいようだ。
とはいえ、ワーケーションは要するに旅行先でのテレワークであり、仕事している限りでは紛れもなく「労働」だ。ワーケーションの利点や課題などを労働問題に詳しい山田長正弁護士に聞いた。
ジェットスター労組「ストライキ実施を再検討」 未払い賃金などめぐる労使交渉が不調
格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパンの労働組合「ジェットスタークルーアソシエーション」(JCA)は11月9日、未払い賃金などについて会社側と交渉していた件で、交渉期限までに労働協約を締結できなかったなどとして、ストライキ実施の可能性が再び高まっていることを明らかにした。
JCAによると、会社側が8月14日の団体交渉で在籍社員を対象として未払い賃金の計算し直し、一括して支払うと回答。求めていた組合事務所の提供についても会社側が可及的速やかに準備するとの説明があった。これを受けて8月17日から予告していたスト実施を見合わせていた。
その後、回答内容の実現に向けて事務折衝や団体交渉を続けたものの、未払い賃金計算の前提となる所定労働時間の決定時期などの事項について、会社側が設定した交渉期限の10月31日までに労働協約が締結できなかったという。最終日にも団体交渉を申し込んだが開催されなかった。
JCAは8月3日に争議権(ストライキ権)を確立しており、スト実施は依然として可能な状態にある。
ジェットスターの機長でJCA執行委員の井小萩明彦氏は、同日開かれた会見で、「8月に交わした“約束”が履行されない可能性が高まってきた」と話し、8月時点よりスト実施の可能性が高まっているとの考えを示した。
スト実施の可否は近日中にJCA内でアンケートをとって判断する。早ければ来週中の実施も「可能性としてはある」という。
井小萩氏は、「(ジェットスター)利用者の皆様にはスト実施の可能性がある段階でも知っておいていただいた方が良いのでは、との判断でお知らせしています。ご迷惑おかけしますが、どうぞご理解ください」と呼びかけた。
【私が見たモヤモヤ親子】弁償もせず人のせい?親友の言動に唖然(vol.4)
長男の優馬と幼馴染の隼人、その長男の大和くんの4人でドライブを兼ねたBBQへ。僕は新車を買ったばかりで、車好きの隼人も乗るのを楽しみにしてくれていました。
楽しいBBQでしたが、帰り道に事件が起きました。大和くんが車内で吐いてしまったのです。しかし、隼人は車の清掃代を全額は支払えないと言ってきて…。
(弁護士ドットコムに寄せられた相談を元にしています)
隼人の思わぬ言動に唖然とした僕。弁護士に相談してみることにしました。

はたして今回のケースでは、どう考えられるのでしょうか。
ナイナイ矢部さん、親の借金「全部出した」過去を明かす…応じる義務あったの?
お笑いコンビ「ナインティナイン」の矢部浩之さんが、5月28日放送の「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ系)に出演し、両親から度重なる借金の申し込みを受けていたというエピソードを語った。
実家が借金まみれでそのつど親から「貸して」と言われていた矢部さんは、たびたびお願いされるため、ある時「(あるだけの借金)全部教えてくれ。それ出すわ、もう最後やで」と伝えたうえで、お金を渡したという。
ところが、数カ月後に母親から連絡があり、「金貸してくれ」とまたもや要求してきた。矢部さんが「もう貸さへん。約束したな」と告げると、これまで直接やりとりしていなかった父親も電話にでてお願いされたという。
矢部さんの場合は最終的に両親のお願いを受け入れて支援したようだが、一般に子は親からの金銭的な要求にどこまで応じなければならないのだろうか。親の借金は子も負担しなければならないのだろうか。濵門俊也弁護士に聞いた。
もし痴漢に間違われたら「駅事務室には行くな」 弁護士が教える実践的「防御法」
「それでもボクはやっていない」――痴漢の冤罪(えんざい)被害を描いた映画が大きな反響を呼んでから7年が経つが、いまだに痴漢の冤罪事件はなくならない。3月には、兵庫県の電車内で痴漢をしたとして、迷惑防止条例違反に問われた男性に対し、神戸地裁尼崎支部が無罪判決を言い渡した。男性は一貫して無実を訴えていたという。
無実にもかかわらず、痴漢の容疑で逮捕されたりすれば、社会的信用を失う可能性がある。そのため、朝の通勤ラッシュで痴漢に間違われないよう、「つり革を両手で持つ」「女性から離れて乗車する」など徹底的な対策をしている男性もいる。
しかし、どんなに気をつけていても、あらぬ罪を着せられる可能性はゼロではない。もし身に覚えがないのに痴漢を疑われた場合、どう対応すれば良いのだろうか。全国痴漢冤罪弁護団の事務局長をつとめる生駒巌弁護士に聞いた。